心拍計(ハートレートモニター)を最大限に活用しよう!

心拍計(ハートレートモニター)を最大限に活用しよう!

ウェアラブル技術は、これまでにないほど身近になり、簡単に利用できるようになりました。
スマートウォッチを始め、ステップトラッカー(歩数計測)や心拍計、カロリートラッカー、トレーニングアシスタントなど、色々なタイプのものがあります。その多くに共通する機能が、心拍数モニター機能です。
心拍数は、トレーニング中だけでなく、全体的な心血管の健康状態を追跡するための大変便利なツールとして使えます。
皆さんはいくつかある用語のうち、「目標心拍数」や「安静時心拍数」、「最大心拍数」といった用語を聞いたことがあるかもしれませんが、これらはどういったものだと思いますか?
幸い、現在の技術を使えばこれらはすべて自動で計算できます。ただし、これらの数字を有効活用するためには、中身を詳しく知っておくことが賢明かもしれません。

目標心拍数

「目標心拍数」とは、運動中、無理なく心血管の健康状態を向上できる時の、1分あたりの心拍数における安全な範囲を意味しています。
心肺機能の向上を目指して運動している時に心拍数が目標心拍数の範囲よりも低い数値の場合は、デバイスが運動強度を上げるようアドバイスしてくれるでしょう。これによりトレーニングを最大限に活用できます。お使いのデバイスにアドバイスの機能がない場合や具体的な心拍数値を指標としてトレーニングを行っていない場合は、心拍数を目標心拍数の範囲内に収めるために運動強度を調整できるよう、時々心拍数を確認しましょう。

最大心拍数

「最大心拍数」とは、運動中に心臓が処理できる1分あたりの最高心拍数です。
最大心拍数は通常、年齢で決まりますが、全体的な健康状態、遺伝、その他の要因も関係しています。最大心拍数を利用するヘルスケアアプリをスマートウォッチやデバイスで初めて起動する際は、通常、プロフィールを作成したり、健康に関する質問に答えたりする必要があります。質問に答えると、最大心拍数の数値をより正確に提供するための情報がデバイスに送られます。 スマートウォッチやハイテクヘルスケア機器を使い始める前に、計算式を使って自分の心拍数情報を確定する必要があるでしょう。

安静時心拍数

心血管の健康状態を判定するもう1つの優れた方法が「安静時心拍数」です。
「安静時心拍数」は、安静にしている時に心臓がどれくらい働いているかを示しています。心血管の健康状態が良いほど、安静時心拍数は低くなります。健康な人の安静時心拍数は、1分間に60〜80回です。心拍数を上げるアクティビティを実行すればするほど心臓が強化され、通常のアクティビティで心臓が速く動く必要性が下がります。持久力を必要とするプロスポーツ選手の中には、安静時心拍数が1分間に40台という人もいます。一流アスリートでないにもかかわらず同じくらい心拍数が低い人は、医師に相談して、心臓から身体に十分な血液が送り出されているかどうか確かめることをお勧めします。通常、デバイス上にショートカットが作成できますので、指を1回タップするだけで、現在の心拍数が分かります。

スマートデバイスと心拍計は、役に立つ情報をたくさん提供してくれます。 あまりの多さに圧倒されることもあるかもしれません。心肺機能を向上させて長生きや身体全体の健康アップにつなげたい人には、デバイス上で進捗を追跡し、トレーニングを最大限に活用できる心拍計機能は非常に優れた方法と言えるでしょう。

http://blog.anytimefitness.com/getting-the-most-out-of-your-heart-rate-monitor/
米国記事掲載日時:20190917