体重以外の指標を用いて、いかにしてカラダが進歩しているかを知る方法

体重以外の指標を用いて、いかにしてカラダが進歩しているかを知る方法

これまで何年もの間、人々はカラダの進歩を測る方法として主に体重計を用いてきました。私たちは、自分の思い通りの体重を得られなかった時には体重計を罵ったり涙を流したりしてきました。しかし実際にはあなたはただの数字ではありませんし、カラダの進歩状況を測る方法として、全体的な健康やウェルネスのより良い指標となる方法は体重を測ること以外にも数多くあります。それらの方法を説明する前に、まず最初にお話しするべきは自己効力感についてです。自己効力感とは、自己の価値について自分がどう思っているかを表す心理学における重要な用語です。それは、自分にどのようなことができると信じているかを表しています。自己効力感が強いと目標に到達できることがわかっているため、より大きな目標を立てます。自己効力感が低い場合は、まずは確実に到達できると思う小さな目標から始めて、そこから段階を上げていくのが良いでしょう。より多くの目標に到達できれば気分もそれだけよくなりますので、次はもっと上を目指すべきです。様々な研究によりますと、到達が難しい大きな目標から始めるよりも、まずは小さな目標から始めて自己効力感を高める方が長期的には良いのです。なぜなら、はじめから大きな目標を立てて失敗してしまいますと、また新たに始めるまで時間がかかったり、チャレンジすること自体やめてしまうことにもなりかねないからです。実践的な例を一つ挙げます。私のクライアントであるマイク(仮名)は大体一週間に12本入りパックのビールを一パック飲んでいました。本当に12本入りパックが必要なのかと聞いてみたところ、必要ないと言っていました。しかし、「わかった、もうビールは飲まない」と言うのではなく、より実現可能な目標から始めたのです。マイクは6本入りパックを毎週月曜日に買うことが許されました。その日のうちにすべて飲もうと思えばそれでも良いですし、一周間にわたって少しずつ飲むのも良いです。重要なのは、6本パックを一周間に一回しか購入しないという点です。マイクはこの目標は簡単に達せられるとわかっていました。そして一か月後には、そうできると信じていたため、6本入りパックを一周間ではなく二週間にわたって飲むことに成功したのです。つまり、簡単な目標は大きな目標をもたらすのです!一つの目標を達成し次へと向かっていくにつれて、目に見えて進歩しているのがわかるようになるでしょう。次に、試してみると良いことをいくつか紹介します。

1.悪い習慣を徐々に改善する

マイクのようになりましょう。やめるのが難しい悪い習慣を見つけて、徐々に改善するのです。もし一日にコーラ5本を飲んでいるのであれば、4本に減らしましょう。一か月後にまだコーラを飲んでいたって構いません。重要なのはより少ない量を飲んでいることと、意志が強くなっていることです!

2.パフォーマンスを追跡する

ジムでのトレーニングセッションや平均的なワークアウトのパフォーマンスを測りましょう。以前より疲れにくくなっていませんか?筋トレの負荷がより大きくなったり、有酸素運動をより短い時間で終わらせられたりしていませんか?進歩を追跡出来るような具体的な運動について考えてみてください。例えば、プランクやウォールスクワットをどれだけの時間維持できるかみてみましょう。もしくは、一分間にできるだけ多くの腕立て伏せをしてみましょう。それを毎月やってみて、達成できた回数や時間を書き留めておきましょう。家や仕事にいながらフィットネスレベルの上達を知ることができる指標もあります。階段を上るのが簡単になっていませんか?犬の散歩や子供の遊び相手などについてはどうでしょう?普段家にいるとき以前より活発になっていませんか?洗濯籠を持ち上げたり、芝刈り機を押したり、日常の労働が簡単になったりしていませんか?平均的な一日でも、実は進歩出来る機会を数多く含んでいるはずです。

3.服に注目する

豆知識です。日常的に重量挙げを行っていれば、脂肪が減り筋肉が増えるかもしれませんが、体重は変わらないのです。しかし、服の着心地は変わってきます!ズボンの着心地はどうでしょう?写真で洋服がダボついてるように見えませんか?長いこと着ていなかった服をクローゼットから出してみて下さい。着てみて驚くかもしれません。

4.定期的に医者を訪れる

かかりつけの医者を定期的に訪問する理由は数多くありますが、単純なメリットは鍵となる数字の変化を見ることです。血圧はどうですか?服用している薬に変化はありませんか?糖尿病のリスクはどうですか?日常的な運動と良い食生活は、医者が注目する健康に関する様々な事柄を改善します。より詳しいことが知りたければ血液検査を依頼することもできます。

5.ほかの計測にも注目する

目標によっては体重を追跡するのは必ずしも悪くありません。しかし、体重に加えてウェストやバストやお腹周りの半径等の有益な測定値もあります。さらに、全体的な健康にとって重要な眠りの質や長さを追跡することもできます。最終的には、どこでスタートしてどこに向かっているのかを測定しないと、来た道のりを祝うことはできません!なので、今紹介したことを実際に試してみて下さい。そして、どうだったかを私たちに報告して下さい。

 

http://blog.anytimefitness.com/know-youre-making-progress-ways-beyond-weight/
米国記事掲載日時:20170404