コーヒーが健康に与える本当の影響・最新情報

coffee lover sign - black coffee cup on top Pile of raw brown coffee beans with heart shape. love symbol on fresh coffee mug - Top view

コーヒーは1日に世界で22億5千万カップ飲まれていると推定されています (間違いではありません、億単位なのです)。なので、この苦くて美味しい飲料を飲む機会はほとんどの人にとって無関係ではありません。実際、コーヒーを飲むことが朝に体を動かす理由になっている人もいるでしょう。地域によってコーヒーを消費する方法は変わりますが、コーヒーは非常に広い地域で (大量に) 消費されています。コーヒーを長期にわたって好んで飲むことの影響に研究者や臨床医が興味を示しているのは単にこうした事実からです。

1度に1カップのコーヒーで運動能力が向上

コーヒーは機能性食品であり、「しっかり働くためにコーヒーが必要」というような類のものではありません。むしろ、コーヒーは最高の健康状態を促進するだけでなく、病気のリスクを低減させる可能性を秘めているとメイヨー・クリニックは話しています。さらに、PLoS Oneジャーナルによると、トレーニングの1時間前までにカフェインを投与すると運動能力と持久力が実際に向上することが研究によって示されています。なので、早朝の活動はそんなに悪いものではないようです。

「栄養補助食品および機能性食品のハンドブック (原題: Handbook for Nutraceuticals and Functional Foods)」の中でロバートE.C.ワイルドマンは、作用機序については未だに議論されていると話しています。つまり、(身体の能力を向上させる) 強壮作用として褒め称えるべきなのはコーヒーに含まれるカフェインです。混じり気のないカフェインやカフェインを含むエナジースナックと全く同じ効果がコーヒーにはあるかもしれません。しかし、PRとしてはコーヒーの方が勝るでしょう。

コーヒーの消費に法的な限度がないからといって、コーヒーを際限なく飲んで健康になろうという考えはやめるようにして下さい。食品および科学物質の毒性に関するジャーナルによると、コーヒーの推奨量は3-4杯で、これで1日に300-400mgのカフェインを摂取できます。このカフェインの量が健康にリスクを及ぼすことを示す証拠はほとんどなく、むしろ次のような健康上の利益が示されています:

  • 循環器疾患、2型糖尿病、肝疾患のリスクを減らす
  • 注意力を高める
  • エネルギー消費を高めリポリーシスを誘発する(脂肪や他の脂質を分解する) ことで体重を管理する
  • 寿命を延ばす (言い換えれば、長生きできます)

 

現代におけるコーヒーの世界

何世紀経ってもコーヒー愛好者の数は減っていませんが、誰が、どのようにして、そしてどんな消費者がコーヒーを飲んでいるのかは大きく発展しています。全米コーヒー協会によれば、コーヒー産業にはいくつか共通したトレンドが存在しています。

1:コーヒーとは経験である

コーヒーの主要な消費者は変わりましたが、それはミレニアム世代がベビー・ブーマーを数で上回り、コーヒーの消費者として最も人口が多くなったからです。しかし、ミレニアム世代は両親や祖父母とは違った方法でコーヒーを消費しています。賢明な年配者のように単にコーヒーの値段を信頼するのではなく、ミレニアム世代はコーヒーを飲む経験を評価しています。

2:働きづめの経験

現代の働きづめのライフスタイルのために、持ち運べる便利なコーヒーの選択肢を人々は求めるようになっています。コーヒーの機械の周りに立って機械がコーヒーを淹れてくれるのを待つことはもうできません。消費者はすぐに飲めるコーヒーの選択肢を求めています。なので、業界はその要望に応えているのです。

3:高級なコーヒーが望まれている

古いドリップコーヒーは追い出され、新しく現代的なコーヒーの淹れ方が歓迎されています。人々が芳醇なコーヒーを好むのは変わりません。ミレニアム世代が経験を重視していると話したのを覚えているでしょうか。そう、ミレニアム世代は経験を求めて高価で特殊なコーヒーを飲みたがっているのです。これはつまり、コールドプレスコーヒーやナイトロブリューコーヒー、そしてバレットプルーフコーヒーのことです。

 

結論

コーヒーに関しては、議論は激しくなり、さらに多くの研究が続くでしょう。しかし、確実に言えることは、コーヒーは常に健康的な食事の一部であるということです。ただし、大量の砂糖を使用するという選択を実行しなければの話ですが。いつでも健康的な方法でコーヒーを利用できますし、季節ごとに変化する選択肢もあります。今年の秋には、パンプキン・スパイス・ラテやエッグノッグラテを模倣したレシピを試してみてはいかがでしょうか。

  

http://blog.anytimefitness.com/latest-coffee-really-impacts-health/
米国記事掲載日時:20171001