ANYTIME Letter | エニタイムはこれからも熊本を応援してゆきます

ANYTIME Letter | エニタイムはこれからも熊本を応援してゆきます

一日、一日と秋が深まりつつありますが、みなさまいかがお過ごしですか?
東京で大停電が起きている最中、わたしは大地震から半年経った熊本に足を運んでおりました。エニタイムでは、FCオーナーのみなさまのご理解/ご協力のもと、民間支援団体である「チーム熊本」へ支援金を寄付させていただきました。
(詳細はこちら。)
しかし、支援の在り方に関しては、いろいろ報道にもあったように、なかなか必要なところに、適切に行き届かないといった事があるようです。
今回、この時期に熊本を訪れたのは、わたしたちエニタイムの支援が、有効だったのか?もう過去の災害のように扱われているが…実際にはどうなのか?いま必要なコトは何なのか?といったことを、実際に現地で確認しようという目的でした。

支援先である「チーム熊本」の代表 三城さんと一緒に、最も被害のひどかった益城町へと向かいました。

熊本の中心市街地からクルマを走らせるコト…30分…

そこには、地震の爪痕が生々しく残っていました…

地震から半年が経過した今…
ほとんど報道される事はありませんが…

これが、熊本の現実であることを知りました…。

正直、撮影していいモノかと…躊躇いましたが…
「リアルな熊本を発信してください」という三城代表の言葉が、シャッターを押させました。

「チーム熊本」へのボランティアの依頼は多岐に渡ります。
この日は、倒壊した家屋の解体前に、家の中のモノを運び出すという依頼が来ていました。

「ひとくちに解体といっても、大変なんです。
倒壊した家の中がどうなっているのかは、実際、重機が入り屋根をはがしてみないとわかりません。
使えるモノや思い出のモノなど、解体業者は取り出してくれませんから…
わたしたちボランティアがまるで引越業者のように、取り出しや移動をお手伝いしています」

この日、倒壊した倉から取り出されたのは、一本数十万円もする床柱や床材など。
取り出されるのは、家電品や家具などだけでなく、農作業に必要な大型機械もあったという。

実際、多くの農家では脱穀機が使えなくなったそうで…
収穫した稲を、大型トラックで脱穀機があるところまでピストン輸送するという作業もあったそうです。

「ボランティアに対するニーズは、日々変化していくのですが、
ボランティアの数も少なくなり、なかなかそのニーズに対応していくのも難しいですね…」

解体業者や専門技術者の手が足りないということもあるのだが、
解体作業ひとつとっても、上記のように、さまざまなケースがあり、
復興にあたっての基本的な整備に、莫大な時間を要するとの事でした。


写真右:三城さん 左:土屋COO

「地震から半年が経ち…最近は揺れも収まっているので…表面上は落着いていますが…
実際には、ようやく被害状況を確認し…復興への初期準備を始めようかという状態なので…
熊本地震と本当に向き合うのは、これからだと思います」

「とはいえ、前に進まなければいかんからですね。
まずは、地元の人たちが笑顔で集まれる機会をつくらんといかんと思って、
竹あかりを灯して、木山神社で祭りをやるんですよ」

三城さんは、もともと放置竹林問題を解決出来ないかと、学生時代に「竹あかり」というプロジェクトを立ち上げ、人と街と自然をつなぐプロジェクトとして高い評価を得て、いまでは熊本だけでなく、世界で「竹あかり」の演出を行っています。(伊勢志摩サミットでも竹あかり演出を行ったそうです!)

※竹あかりの詳細はこちら

「木山神宮は、とても由緒ある神宮なのですが…甚大な被害を受けました…
しかし、文化財指定をされていないかぎり公的補助は受けられないそうで…
かろうじてご神体は、別の場所に移すことが出来たらしいのですが…
地元の寄付がなければ補修もままならない状況なんです…」

「それでも、地元の人たちは、
益城町の鎮守の再建を強く願っていらっしゃって…
そんなこともあり、祭りをするんですよ」

※益城町の鎮守の神である「木山神社」の復興支援はこちら

「ぼくたちは、前をしっかり向いて、
あの震災をきっかけに、熊本はもっとよくなったよね!と言われるようにしたいんです」

エニタイムも、今後継続して熊本を応援していきたいと思います。

Get to a Healthier Place in Kumamoto!