ANYTIME Letter | 下町ボブスレープロジェクト

ANYTIME Letter | 下町ボブスレープロジェクト

みなさん「下町ボブスレー」なるプロジェクトをご存知でしょうか?
モノづくりの街、東京・大田区の町工場の人々が一致団結し、最高速度120~130km/h、『氷上のF1』とも呼ばれるボブスレー用のそりを、大田区の町工場の技術力を生かして開発、製造しようというチャレンジングなプロジェクトなのです。このプロジェクトの狙いは、五輪競技を通じて大田区のものづくりの力を世界にアピールするコトと、日本全体の産業空洞化にともなう町工場の衰退化をくい止めようというコト。
なぜ?ボブスレーにしたかというと…ボブスレーのそりは、他競技の道具に比べて大田区の町工場が得意とする金属加工技術を生かしやすいというコトだそうです。
簡単に、これまでの経緯をまとめると以下のような感じです。

2011年
12月
下町ボブスレーの初会合が開かれ、日本五輪代表チームへ の採用を目指して開発が始る!
その後、様々な課題や問題に直面しながらも挑戦を続けるも…
2015年
11月
日本の競技連盟から「平昌五輪で採用しない」とする通知が届き、関係者は挫折感と喪失感を味わう…
しかし、
2016年
01月
あの名作映画「クールランニング」のモデルとなったジャマイカ代表チームへの採用が決定!
挫折は歓喜へと変わり、金メダル目指して、奮闘中!

詳しくは、こちらの公式ホームページからどうぞ!
http://bobsleigh.jp/

さて、そんな夢のある下町ボブスレープロジェクトに、ひょんなことからエニタイムも微力ながら関わることが出来ました。

ジャマイカチームの選手が、来日した際にトレーニングをする場所が必要であり、エニタイム蒲田店を利用させて欲しいとの、嬉しいオファーが届いたのです。
蒲田店のFCオーナーさまにもご理解いただき、現場スタッフのご協力のもと、5月来日中に蒲田店にてトレーニングをしていただきました。
今回ご利用いただいたのは、ジャズミン(女性)とサーフ(男性)のお二人。
ジャズミンは、過去にアメリカ代表としてソチ五輪に出場、W杯での総合3位の実績を持つ選手。自身のルーツであるジャマイカに帰化してメダルを狙います。

テスト滑走の模様はこちらからどうぞ!
https://youtu.be/z3pkaubnwHc

しかし、簡単に書きましたが…このプロジェクト、改めて考えると、とんでもないプロジェクトだと思いませんか?

欧米では、ボブスレーのそりを、フェラーリやBMWが国家プロジェクトとして開発するのです。
そこに、下町のおやじたちが挑戦するなんてっ!
しかも、雪なんて、どこをどう探したって見つかりっこない、レゲエの国ジャマイカチームとですよ!

これぞ、まさしく「始まりを創る」プロジェクトであり、とんでもなく
「Healthier Place」
なプロジェクトではありませんか!

こんなにも壮大で、痛快なプロジェクトに少しでもエニタイムが関われたことを、本当に嬉しく思っています!

さあ、来年韓国で開催される平昌オリンピック。
みんなで、ジャマイカ下町ボブスレーチームを応援しましょう!