子供に分からぬよう、野菜を与えるのはやめにしよう。

子供に分からぬよう、野菜を与えるのはやめにしよう。

分かり切ったことを言いますが、子育ては大変なのです。そして子供たちに、ある特定の食べ物をある特定の時期に食べさせようとしても、無理な時はあるんです!でもだからと言ってあきらめたほうがいいと言っているわけではありません。よく言われるように「簡単じゃないけど、やってみる価値はありそう」なのです。

親御さんの邪魔をするものはたくさんあります。これほど多くの加工済みの、砂糖をたくさん含んだ食品たちが…信じられないくらい便利で、子供が欲しくてたまらなくなり、新鮮な本物の食事よりも…おやつの方が魅力的に見えるのは仕方がありません。新鮮なフルーツや野菜は…残念ながら…絶対的に超甘い味で…、子供のよく知っているキャラクターが手招きしているお菓子にはかないません…。では、どうやったら好き嫌いが一番激しい子どもでさえ、新鮮なフルーツと野菜を毎日食べさせられるようになるのでしょうか?
一つ、あきらめないこと!
二つ、子供に分かりやすい習慣を作り上げること。
三つ、絶対あきらめないこと!やりがいのある戦いなのです。

見えないものは理解できません

親御さんの中にはピューレ上にしたフルーツや野菜を子どもの好きな食べ物に混ぜ込んで、大切なビタミンやミネラルを摂取させている方もいらっしゃいます。このやり方は短期的には効果がありますが、最終的には意味がありません。適切な栄養素をとることの大事さ、野菜がどれだけおいしいかを教えないことには、結局…子どもにとって悪いことをすることになるのです。レイチェル・レイが言った通りです。

「私はそこに含まれている(ピューレ状のもの)メッセージが好きになれないのです。子供に野菜が、すなわち健康に良い食べ物が、何か隠すようなもので、だまされた時だけ食べるものだと教えるのは嫌なのです。ブロッコリーをピューレにしてクッキーに混ぜ込むくらいなら、お皿に残された方がマシです。」

賛成しちゃいますよね。子どもに体に良い食べ物を選ぶよう教えることは、長い目で見た健康に気を遣う生活習慣を身に着けさせる上で必要不可欠なのです。自分たちがニンジンを食べていることすら分からなかったら、それがどんな味なのかも、そもそも好きなのかどうかも子どもは判らなくなります。

お子さんと「私が食べろというから、野菜を食べなきゃいけないの」よりレベルの高い話をするよう心がけてください。成長にフルーツや野菜が果たす役割について説明することから始めてもいいですし、「スポーツをするのにはエネルギーがいるでしょ」といった、子供の価値観に訴えるようなことから始めてもいいでしょう。幼い子にとっては簡単なことではありません、しかし話し合いを始める価値はありますし、継続する価値もあります。

慣れることで一生の習慣となる

このことわざはご存知ですよね。「習うより、慣れよ」実際に習慣的に食べていないと良質なフルーツや野菜(好きでない場合は特に)を一生食べるという習慣を身につけるのは困難です。食事をとる目的の大きな部分はエネルギーを摂取することであり、ということは好きなものだけ食べるというわけにはいかないということなのです。それは絶対無理です。でもバランスをとるのに慣れるのは可能で、子どもたちが慣れるように援助することはできます。

ありがたいことに、良質なフルーツや野菜といっても色々ありますから、子供が慣れるのにはさほど手間がかかりません。なにかしらチビちゃんが喜ぶ(少なくともげんなりしない)ものがあるはずです。メニューの幅を広げるのがいいかもしれません。珍しい種類のフルーツや野菜を使ってみれば、子どもが好きになる野菜が、なにか見つかることを期待しても大丈夫でしょう。これだけが目的ではないのですが、種類が増えると栄養価も上がります。本当の好き嫌いを決めるためには8〜10品目の食物を食べてみる必要があるってご存知でした?だから1つダメだったからといってあきらめないで、とにかく試し続けてください。

親子の信頼関係があればすべてが楽に進む

確かに、食事の時間はストレスがかかり、親にも、子どもにとっても大変な時間になることはあり得ます。ですから、一貫性がカギとなるのです。子供が騙されていると思ったり、食事には必ず野菜が出るということはないと思ったら、なおさら反抗するようになる可能性があるのです。自分が食べさせたいものだけを食べさせようと奮闘するよりも、うまく工夫をこらして子供が食べたがるものと、新鮮な、もしくは、冷凍した作物を組み合わせてみてください。ランチドレッシングとベビーキャロットを組み合わせてみたり、焼き砂糖をリンゴにかけたり。こうすることで最終目標に一歩近づけるかもしれません。そして、そうやってフルーツや野菜を食べることに対する抵抗を少なくしておけば、将来的にはもっと良い食習慣に至ることは当然あるでしょう。配慮に基づいて妥協する方が、健康に良い食べ物を、あまり健康に良くないものの後ろ (中) に隠すよりは、長続きしてうまく行きやすいものです。隠し事をずっと続けるのはみんな嫌ですよね。

野菜を食べさせるのにまだ苦労されているなら、健康に良い食べ物に興味を持たせるもう一つのいい方法は、調理を手伝わせることです。一緒にテーブルにお皿を並べたり、野菜を選んで洗って刻んだり、レシピを読み聞かせたりすると、子供は喜んで料理のお手伝いをしてくれるようになります。手伝わせることで、体に良い食事を食べようという動機付けをしてください。

はっきり言っちゃうと、栄養の大事さを教える時期が早ければ早いほど効果は上がります。いつかは、子供たちは食べるものを完全に自分たちで選ぶようになるのです。彼らがうまく行くようおぜん立てが出来ているでしょうか?真正面からぶつかりましょう。お父さん、お母さん方、頑張ってください。

http://blog.anytimefitness.com/stop-hiding-vegetables-kids/