仲間と一緒なら、より強くなれる

仲間と一緒なら、より強くなれる

2016年12月、38才のシャノン・ダリーさんは、彼女の言う「不幸で不健康な」結婚生活を捨てるという難しい決心をした。その時、もう一つ大胆な決意を固めた。それは、自分の健康と幸せに責任を持つことだった。

「主に体重を減らすために、アリゾナ州グレンデールにあるエニタイムフィットネスに加入しました」と、シャノンさんは話した。「肉体的には自分に満足ではなかったです。けして幸せではありませんでした。いつも体重の問題を抱えていました、子供の頃も。以前ジムを試したことがありますが、2、3ヵ月で興味がなくなったので、今回はトレーナーを雇ったほうがいいと思っていました。」

シャノンさんと、彼女がジムで会ったトレーナーのアリー・クロスビーはほとんどすぐに、個人的な面で気持が通じ合った。

「シャノンさんは私にとても心を開いてくれ、トレーニングに熱心に取り組もうとしているので驚きました」とアリーは語った。「彼女は以前、いろいろなダイエットやプログラムを試したようなので、スタートで力み過ぎて後が続かないのではないかと心配しました。なので、まず何故そういったプログラムで、シャノンさんが望んだ結果が出なかったかに焦点を当て、その失敗を教訓にしようと考えました。まず、彼女の目標の大部分は、見た目の美しさに関連していましたが、それは私も尊重します。でも、私は運動能力を伸ばすコーチとして、常に、お客様に機能面、健康面の目標も持つことを勧めるようにしています。トレーニング方法を信じて、健康のために訓練するよう注意します、そうすれば美的な変化は自然に現れてきます。」

「小さいジムだというのが第一印象でしたが、私はそれが気に入っています」とシャノンさんは語った。「もっと大きいジムにいろいろと通いましたが、親近感のある家庭的な雰囲気のほうが好きなのです。アリーも好きです。彼女は教養があり、経験豊富で気さくな人です。本当にしっかりした女性で、この一年間、肉体的にも感情の面でも支えてもらいました。」

シャノンさんは、週に三日ジムで運動し始め、通常は有酸素運動を週二日、筋力トレーニングマシンでの運動を週一日行った。それから、アリーは彼女をパワー・リフティングの運動へ導いた。

「早い時期から、アリーは私に、”やりたい気持ちがあれば、2週間は続くけれど、持続させるのに必要なのは、鍛錬だ”と教えていました。だから、目覚ましが朝5時に鳴ると、私はそれを思い出します。私がとても楽しんでいるのは、重いバーベルを持ち上げることです。それに、ジムで出会った知人や友人と会うのも楽しいです。」

以前、ダイエットや運動だけでは失敗したが、今はトレーナーと一緒に運動することが成功の鍵になっていると、シャノンさんは言う。 「アリーはいろいろな事をいい方向へ変え、私の弱点を改善しようと手伝ってくれます」と、シャノンさんは言う。「39才で、二つのパワーリフティングの競技会で戦い、6月にはまた試合があります。私には達成しなければいけない、すごい目標がいくつかあるんです。」

アリーは、シャノンさんが初めて100ポンド(約45kg)を持ち上げることができた時、彼女が顔を輝かせたのを覚えている。

「彼女が自分の力を発見するのを見ているのが楽しい」と、アリー。「彼女は強くなろうとしてきました、リフトで失敗すると、私たちは一息ついて分析し、また試すのです。」

また、ジムのオーナー、ナタリー・シュティッヒさんが率いる栄養面での支援グループからも多いに恩恵を受けていると、シャノンさんは言う。

「すばらしいです」と、シャノンさん。「いろいろと努力は必要です。計画や準備、自制心、鍛錬など。でも遣り甲斐はあります。私は、肉体的にも、感情的な面でもたくさん恩恵を受けています。約38日間、 Whole30® プログラムに参加しました。いくつかの食品に、私の体がどう反応するかを知っています。規定食からいくつか食品を除き、体の反応に注意していると、自分をより良く認識できるようになります。よく眠れるようになり、肌が健康的になり、体重が約9㎏減り(ほぼ燃焼によって)、エネルギーに溢れ、前よりも幸せで、小さいサイズの服が合うようになり、体の外見も気持ちも良くなりました。空腹のときでも食べるのを止めました。どのくらい依存症にかかっていたかを自覚し、今は体を整えるのに何をすべきかについて自覚が強まりました。「不適合」食品を食べると、具合が悪くなります。いつもただ体重を減らすために、体重を減らすことを考えていましたが、今は、体に栄養を与えて、ジムで良い成績がだせるように、食事療法を変えたいです。」

ナタリーさんは、ジムで鍛錬して学習すると、食習慣にもプラスの効果が表れると言う。

「多くの人が、習慣的な運動は上手くこなすが、食生活がひどいか、食生活は良いけれど、習慣的な運動にあまり投資しないかのいずれかのようです」と、ナタリーさん。「でも、二つを組み合わせれば、効果はより速く得られますし、もっと持続させることができます。適切な習慣的運動は、より健康な食を促し、健康的な食事をとれば、ジムでもっと力強く、エネルギッシュに運動できます。」

個別のトレーナーや、栄養面の支援グループへの投資は、実は、自分自身への投資だと思うようになったと、シャノンさんは言う。

「高価だと思えても、1,2カ月試して、様子を見てください」と、シャノンさんは勧める。「私としては、誰かが私の進歩の経過を追跡して、それの説明を求めたられたりすれば、上出来だと思います。私の人生は、この14ヵ月ですっかり変わりました!自尊心や自信が高まり、人としての自分、何が必要で何を望んでいるかをますます認識するようになりました。これまでにない程、肉体的には強くなりました。ジムや、個人的な生活でも成長し、新しいことに挑戦しています。新しいことを自分自身に試してみれば、どんなことでも、今まで経験したことがないほど、自分を力強くしてくれます。私は一人で海外旅行をしました!自分の家を購入し、家の修理もほとんど自分でしました。積極的に踏み出す一歩一歩が、雪だるま効果を持っています。ただ、その第一歩を踏み出せばいいのです。」

他の女性達も、シャノンさんの経験から多くを学ぶことができると、アリーは考える。

「大好きなものを発見し、思い切ってやってみる、それが大きくなくてもよく、小さい目標を持ち、プロに手助けを得るとよいでしょう」と、アリーは語った。「陳腐に聞こえるかもしれませんが、新しいことを試して、「仲間」を見つけるのです。あなたがやりたいことを勧め、それをやっている他の女性を見つけるのです。」

その一方で、シャノンさんの他の人へのアドバイスはシンプルだ。「最初の一歩を前向きなものにすれば、持続するでしょう。何も動機がなくても、その動機が続くのは2,3週間だと覚えていてください。鍛錬こそが、目的に到達させてくれます。ジムに行きたくないと思う朝があっても、とにかく私はジムに行きました。それは全く後悔していません。運動が終わって、車のところへ歩いていく時、私は「いつも」(肉体的、精神的に)晴れ晴れとした気持ちでした。」

 

http://blog.anytimefitness.com/together-we-are-stonger/
米国記事掲載日時:20180308