FitnessVol.36

お尻から太ももまで効率的に鍛えよう
シーテッドレッグプレスの使い方

下半身を鍛えることで代謝が上がり、日常動作が楽になり、怪我もしにくくなるなど、メリットがたくさんあります。今回ご紹介する「シーテッドレッグプレス」は、座った状態で足を押し出すだけのシンプルな動作ながら、お尻や太ももを効率的に鍛えられるマシンです。エニタイムフィットネス久米川駅前店の山本恭嵩さんに、シーテッドレッグプレスの効果的な使い方と安全に行うポイントを教えていただきました。

文・ヘルシアマガジン編集部
写真・熊谷義朋

座って押すだけ!
でも効果は抜群

シーテッドレッグプレスは、座った状態でフットプレートを足で押し出すマシンです。一見シンプルな動作ですが、大腿四頭筋(太ももの前側)、大臀筋(お尻)を中心に、ハムストリングス(太ももの裏側)など、下半身全体をバランス良く鍛えることができます。特に、お尻とハムストリングスに効かせやすいのが特長です。

下半身は体の中でも大きな筋肉群が集まっているため、鍛えることで代謝が上がり、太りにくい体質づくりにつながります。また、トレーニング開始時の「エンジンのかかりやすさ」も向上するため、怪我の予防にも効果的です。

正しいフォームが
効果を最大化する

シーテッドレッグプレスで最も重要なのは「膝の角度」と「座り方」です。膝の角度は基本的に90度を目安にしましょう。90度より浅いと可動域が確保できず、それ以下になると腰が丸まってしまい、腰への負担が大きくなってしまいます。
座る際は、深く座ることを心掛けてください。浅く座ると腰が丸まりやすくなり、怪我のリスクが高まります。頭をヘッドレストに付けるかどうかは自由ですが、背中が伸びると腹圧がかかりにくくなるため、適度に前傾姿勢を保つのがポイントです。

足やお尻を鍛える
『シーテッドレッグプレス』

鍛えられる筋肉・大腿四頭筋(太ももの前側)
・大臀筋(お尻)

回数の目安10回×3セット

1足をフットプレートの中央に置き、少し足を開きます。膝が90度になるようにシート位置を調整し、深く座ります。

2プレートを押し、膝を伸ばします。膝が伸び切る手前で戻します。

3これを繰り返します。

呼吸と負荷で安全性を高める

高負荷でトレーニングを行う際は、呼吸が重要になります。息を吸って腹圧をかけた状態でプレスし、動作が終わったら息を吐く。このリズムを守ることで、腹筋と骨盤が安定し、腰への負担を軽減できます。

回数は、高負荷の場合8〜10回を3セット、休憩を挟みながら行うのが理想的です。回数も重要な目安ですが、心拍数で判断するのもおすすめです。心拍数でいうと120前後を目安にすると効果的です。ギリギリ話せるくらいの状態だと思います。

足を置く位置で
効かせる筋肉が変わる

フットプレートに対して足を中央に置く「ニュートラルポジション」
フットプレートの上部に足を置くと、お尻やハムストリングス(太ももの裏側)を鍛えることができます。
足を下部に置くと中間広筋(太ももの前側)を鍛えることができます。
足を広げた「ワイドスタンス」は、内転筋(太ももの内側)を鍛えることができます。
足幅を狭めた「ナロースタンス」は、外側広筋(太ももの外側)を鍛えることができます。

初心者はハンドルを持って
安定させよう

初心者の方は、マシンの両サイドにあるハンドルを必ず握るようにしてください。ハンドルを握ることで体が安定し、正しいフォームを保ちやすくなります。

また、シートが約45度に傾斜したマシン(45°レッグプレス)でも、同じように下半身を効率的に鍛えることができます。高重量を扱いたい方はこちらも試してみてくださいね。

下半身トレで変わる体と日常

スタイルを気にする方の中で「脚を鍛えると太くなる」と心配される方もいますが、一般的なトレーニングで体のラインが大きく変わるほど筋肉がつくケースは多くありません。私は筋肉がついてしなやかで引き締まった脚の方が、総合的に美しく、年齢を重ねてからも健康的に過ごせると思います。まずはご自身に合った負荷で、シーテッドレッグプレスにチャレンジしてみてください!

Profile
エニタイムフィットネス 久米川駅前店
山本 恭嵩さん
さまざまなスポーツを経験したが、筋トレによる30kgの増量が私の原点。体質の壁を越えた経験を武器に、会員様の「なりたい姿」へ二人三脚で寄り添う。前職の経験を生かした丁寧な対話を大切に、今日も限界の先にある笑顔を一緒につくります!

撮影協力:
エニタイムフィットネス久米川駅前店