People Vol.2 ファッションモデル
お天気キャスター
貴島明日香さん

フィットネス(fitness)は、「適合性」や「ふさわしい状態」という意味から、肉体的、健康的観点で望ましい状態、すなわち体の調子が良い、健康な状態や、そうあるためにしている活動を表す言葉とされています。つまり、運動に限らず、日頃自分の心身を健康な状態に保つためにしていることはすべてフィットネスなのだとも言えます。今回は、お天気キャスターとして活躍中の貴島明日香さんに、毎日笑顔でいられる秘訣をうかがいました。

People

貴島 明日香(キジマ アスカ)
ファッションモデル。兵庫県神戸市出身。ファッション&ビューティ誌『non-no』の専属モデルを務め、GIRLS AWARD、神戸コレクションなどのショーにも出演。CM・広告など幅広く活躍する。2017年より日本テレビの朝の情報番組『ZIP!』にお天気キャスターとしてレギュラー出演し、朝の顔として活躍中。

食事をしっかりとることで、朝の調子を整える

2017年4月から情報番組『ZIP!』のお天気コーナーでキャスターを務めている貴島さん。月曜日から金曜日まで、朝5時50分から8時までの生出演です。テレビでレギュラーを持つと日々の体調管理がとても大変なのではないかと思いますが、どんな生活をされているのでしょうか。まずは毎日の生活についてうかがいました。

●毎朝のスケジュールを教えてください。

3時15分に起きて歯磨き、洗顔だけして家を出ます。4時にテレビ局に着いてからメイクをして5時過ぎには打合せが始まり、5時50分から8時までオンエアです。季節によっては番組が始まる時間でもまだ外は真っ暗で、特に冬はちょっと体が重いなという時があります。そういう時は、局までの移動のタクシーの中で口の運動をします。

●調子が悪い時もあると思いますが、そういう時はどうされていますか?

調子が悪い時は気合い(笑)で乗り切ります。でもご飯をしっかり食べることですね。本番前にはおにぎりやサンドイッチを必ず食べています。ビタミンをしっかりとるようにしているので、食事でとれない場合はビタミン剤を飲んでいます。

●食事をしっかりとってもスタイルを維持できるのはうらやましいかぎりです。

朝が早く、起きている時間が長いので食事の回数が多くなってしまうんです。1日4〜5食くらい。毎食全部食べているとカロリーオーバーになってしまうので、1日のトータルでカロリーを考えながら1食を少量にするように調整しています。昼までにこれくらい食べたから夜はちょっと抑えようとか、帰りが遅い日は、次の日に影響が出ないようにスープだけにしておこうとか、1日の摂取量が多くなりすぎないように気を付けています。

●食事以外で気を付けていることはありますか?

家の中で軽く筋トレをしています。プランクや足上げ、あとはお風呂上がりのマッサージは必ずしています。これを何時間やろう、とかメニューを決めるとストレスになってしまうので、自分のできる範囲でやって、続けることが一番大切だなと思っています。

オンとオフをしっかり切り替えることが
仕事のモチベーションを上げる

職業柄、スタイルを維持することが重要であるはずの貴島さんから「食事をしっかりとる」という言葉が出たのは少し意外な気もしましたが、やはり体調を管理するためには食事が基本ということなのでしょう。レギュラー番組を持っていると緊張が続くと思いますが、オフの日はどのように過ごされているのでしょうか。

●オフの時のリラックス方法を教えてください。

ストレス解消で、適度にお酒を飲んだり、猫とのんびりしたりしています。シンガプーラという種類の猫を2匹飼っています。ゲームも大好きです。基本的にインドア派です。
お酒は、ビールも好きなんですけど糖質のことが気になるので、ハイボールを飲むことが多いです。休みの日はナムルのようなおつまみを自分で作ります。好きな食べ物はチーズとゆで卵。野菜はカリフラワーが大好きです。最近グリル器を買ったので、野菜をグリルして塩で食べています。料理は得意というわけではないけれど、食べることが好きなので料理も好きです。コロナ禍で家にいることが増えて、自粛期間中はご飯とお味噌汁など、朝食をちゃんと作っていました。

●自炊をすることで何か変化がありましたか?

自分で作った食事を食べるのは楽しいですし、よりおいしく感じました。料理をしている時は無心になれるからストレス発散になります。野菜を切っているだけで何も考えずに無心になれます(笑)。
他には、オフに限らず毎日のことですが、睡眠の質が上がるように枕にこだわったり、湯船に20分は浸かって体を温めてから寝るようにしたりしています。オフの時は全然オフで、だらだらしてます(笑)。オフがあるから仕事のモチベーションを保てているので、オンとオフはしっかり切り替えています。

コンプレックスを克服するために
必要な筋肉をつける

オフは家でゆっくり休む、というのがオンの毎日を健康に過ごす秘訣のようです。猫との暮らしもリラックスのためには効果的なのでしょうね。インドア派という貴島さんですが、スポーツに興味はあるのでしょうか。これからやってみたいスポーツや、フィットネスジムについてうかがいました。

●学生時代は柔道をされていたそうですね。

中学の部活で1年くらい柔道をやっていました。得意ではないんですけど、運動することは好きです。子どもの頃は、兄が少林寺拳法を習っていたので、かっこいいからやりたいと思って私も習いはじめました。体育の時間も好きでした。

●少林寺拳法も柔道も格闘技系ですね。格闘技がお好きなんですか?

そうですね。少林寺拳法も柔道もかっこよさに憧れがありました。柔道部に入ったのも、部活の見学に行った時に、先輩がすごくかっこよかったのがきっかけです。柔道着が着たかったというのもあります。打ち込みはストレス発散になりました。
格闘技が好きなのは兄の影響が大きいかもしれません。8歳上と6歳上の兄がいるんですが、年が離れているのでかわいがってもらいました。妹も2人います。大家族なので食事の時間は奪い合いで大変でしたけど(笑)。

●これからやってみたいスポーツはありますか?

ボルダリングをやってみたいです。体を動かす機会があまりないので、動かしたいという気持ちはありますが、ピラティスやヨガは苦手なんです。ゆっくり動く動作が苦手で。でも体が硬いのと、女性らしい体になりたいなと思うので、ヨガに興味はあります。
フィットネスジムに通っていたこともあるんですが、器具を使ったトレーニングは、使い方がよくわからなくて、あまり続きませんでした。ランニングマシンは好きでした。プールはストレス発散になったので、たまに使っていました。

●フィットネスジムに入ったきっかけを教えてください。

運動不足と、必要な筋肉をつけたいと思ったからです。わたしは背が高いのがコンプレックスで、昔から猫背だったんですが、ウォーキングの先生に背中の筋肉をつけたほうがいいと言われたので、背中を意識してトレーニングしていました。
今は、18時に仕事が終わっても、21時くらいには寝なければならない生活で、ジムに通う時間がないので家で筋トレをしていますが、コロナ禍が落ち着いて、通える時間をつくれるようになったらまた行きたいと思っています。
エニタイムフィットネスは、夜中でも早朝でも利用できるので、わたしの周りでも利用している人が多いです。わたしも朝の番組をしているので時間が合わなくて、という話をした時に教えてもらいました。街で看板をたくさん見かけますね。

自分に自信を持つために、
無理せず毎日の小さな積み重ねを続ける

貴島さんのお話には、「ストレス発散」という言葉が何度も出てきます。毎日笑顔でいるために、ストレスをためないことが貴島さんにとってのフィットネスであり、とても大切にしていることのようです。最後に、スタイルを維持し、自分を健康な状態に保つためのコツと、今後の目標をうかがいました。

●お天気キャスターになって生活に変化はありましたか?

天気に関して敏感になりましたし、普段街を歩いている人の服装がすごく気になるようになりました。わたしが家を出る時間と、視聴者のみなさんが家を出る時間が違うので、みなさんがどういう服装をしているのかを参考にコメントするようにしています。最近カーディガンを羽織っている人が多いな、とか、マフラーをする人が増えてきたなと思ったら、それを番組でお伝えするようにしています。

●今後の目標を教えてください。

今は『ZIP! 』のイメージが強いと思いますが、ゲームが好きなことや、猫が好きなことなど、別の自分を発信する機会が増えてきています。演技にも挑戦してみたいので現在レッスンを受けています。モデルは軸として続けていきながらいろいろなことに挑戦したいと思っています。

●猫の展覧会の公式にゃんバサダーになっていましたね。

Twitterで猫愛をつぶやいていたら、それを見た『ねこがかわいいだけ展』の関係者の方がキャッチしてくれて、公式にゃんバサダーになりました。自分の好きなものや好きなことが仕事となるのがすごくうれしいです。

●スタイル維持の秘訣を教えてください。

毎日鏡を見て自分の体をチェックしています。鏡を見ることが、自分の自信につながります。数字に囚われてしまわないように、体重計に乗るのはやめました。
食事を気にしたり、筋トレをしたり、マッサージをしたりという毎日の積み重ねも、頑張ってやるというよりは、自分に自信を持つためにやっています。自信がないと仕事もうまくいかないので、どうやったら自信を持てるんだろうと考えて、行動するようにしています。 誰かのためではなく、自分のためにやっているということを意識しています。

●日本人は自分に自信がない人が多いのではないかと思いますが、
自信を持つ秘訣、続けられる秘訣はなんですか?

わたしも自信がないところからスタートしました。どんな髪型が自分に似合うだろうかとか、どういうSNSの発信の仕方が伝わるだろうかとか、どういう声のトーンで話せば伝わりやすいだろうかとか、常に自分を見つめて、ちょっとした努力はしています。そういう積み重ねが自信につながると思っています。
続ける秘訣は無理をしないこと。失敗しても死なないし(笑)と思って、軽い気持ちでもいいので、自分のことが好きになれるように行動すればいいのではないでしょうか。ストレスをためないことが一番大切だと思います。

「食事をしっかりとる」、「オン・オフをしっかり切り替える」、「ストレスをためない」。あたりまえだけれど、なかなかできないことを毎日無理せず続けている貴島さん。「鏡を毎日見る」ということも、誰でもやっていることですが、その行為を「自分のため」と意識することが自信につながっているそうです。貴島さんは、自分自身を “ヘルシアプレイス” に保っているヘルシアピープルでした。

取材協力: ホテルメトロポリタンエドモント

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