TopicsVol.32

あなたにとって、
運動をするモチベーションとは?

文・ヘルシアマガジン編集部
写真・吉井康子、宮本和幸

新しく始めた運動も、3カ月ほどで挫折してしまう方が多いといわれています。運動習慣を維持することは、想像以上に難しいのです。アメリカ・デューク大学医学部の研究では、運動プログラムに参加した成人の多くが、開始から2〜3カ月以内に離脱する傾向があると報告されています。ですが、ジムを訪れてみると、多くの方が黙々と汗を流しているのも事実です。では、トレーニングを長く続けられる秘訣とは、一体何なのでしょうか? 今回は、エニタイムフィットネスで日々トレーニングを続ける7名に、「モチベーション」についてお話しを伺いました。

楽しむことで
続けるトレーニング

カンダさん

カンダさん

トレーニングを始めたきっかけは、打たれ弱い性格を改善したいと思ったからです。もう少しがっちりした体になって、なめられないようになりたいと思って始めました。トレーニング前は自分に自信がなく、性格も内向的でした。始めた動機は自分の内面に関するものでしたが、続けていくうちに変わってきたんです。次第にトレーニング自体が楽しくなってきました。今では「格好いい体になりたい」が目標です(笑)。ボディビルやフィットネスコンテストへの挑戦は今のところ考えていませんが、いずれは出てみたいという気持ちもあります。大学を卒業してからも運動は続けるつもりです。トレーニングを続けるコツは、やはり「楽しむこと」だと思います。これが一番大切です。楽しんでいれば、気付いた頃には生活の一部になっていて、やめようという考えすら浮かばなくなる。自分はまさにそんな感じなので、まずは楽しむことが大事だと思います。

カンダさん

自分のペースを大切にすること

ミヤモトさん

ミヤモトさん

中学生の頃にバスケットボールをしていたのですが、当時から腕に筋肉がつきやすい体質でした。格闘技やプロレスが好きだったこともあり、筋トレを始めたんです。やっていくうちに少しずつ体が変わっていくのが楽しくて、ストレス発散にもなります。私は「やりたくないときは無理にやらなくていい」と思っています。無理して続けても、いい効果は出にくいと思うので、自分のペースで無理のない範囲でやっていれば、継続はできると思います。短いスパンで目標を決めて、それを一つずつ達成していくのが自分のスタイルです。今は体重を増やすのが目標で、90〜95kgを目指しています。ベンチプレスは現在85kg上げられるようになりました。

ミヤモトさん

楽しく続けるトレーニングが
80代の健康法

ヤマオカさん

ヤマオカさん

以前から運動は続けていて、会社帰りに泳いだり、スタジオでエアロビをしたりしていました。退職してからは10年ほどエアロビを中心にやっていましたが、最近は筋トレに切り替えました。エニタイムフィットネスには5年ほど通っています。主な種目はベンチプレス、腹筋、背筋、スクワット、ラットプルダウンなど。上半身と下半身を日ごとに分けて、週に3〜4回通うのが習慣です。長く続けるコツは「楽しさ」だと思います。エアロビのようなスタジオプログラムは特に楽しかったですが、筋トレは楽しさだけでなく、徐々に筋肉に変化が表れるのがやりがいになります。今は劇的な変化はないけれど、休むとなんとなく忘れたような感覚になります。83歳ですが、病院や歯医者ではよく驚かれます。通っているエニタイムフィットネスはスタッフとの距離感も程よく、高齢者同士がおしゃべりに終始してしまうような場ではありません。やればやるほど筋肉はつくと思いますが、無理をして体を壊してはいけません。よく食べることも大事ですし、人と話をすることも含めて、ここに来ること自体が生活の楽しみになっています。

ヤマオカさん

目に見える成長を大切に

カイトさん

カイトさん

週に5〜6日はエニタイムフィットネスに来ています。部位別に分けて、押す日・引く日・脚の日と行った後に1日休みを挟み、胸と背中、肩と腕といった具合に全身を鍛えています。今年の18歳から始めて、8月には21歳になります。最初の1年はジムという場所が新鮮すぎて落ち着かなかったのですが、去年から「もっとちゃんとやろう」と思うようになりました。集中して取り組むことで、見た目にも成長が感じられるようになったのがモチベーションです。理想のゴールを定めて、それに向けて進むのが自分のスタイル。体重だけで判断せず、筋肉量や体脂肪率を確認できるインボディを使ったり、週に1回写真を撮ったりしています。外見だけでなく、筋肉の成長が分かることがモチベーションになります。どうしても家から出るのがつらい時は、「週に4回は行く」と決めて、その日は1時間で終わらせるなど、スケジュールをしっかり決めています。生活の一部としてトレーニングを組み込むのが、続けるコツだと思います。

カイトさん

短期的成功と自分へのご褒美

ユウスケさん

ユウスケさん

ダンベルと腹筋が主で、それを1時間やったら有酸素30分というメニューで、週4日くらい来ています。最近、一回り大きくなった感じがしています。運動は楽しいですね。お酒をよく飲むんですけど、運動をしていると、お酒を飲んでいても罪悪感がないんです(笑)。運動は3年近く続いています。やめようと思った時期はないですね。というのも、「今週も4日頑張ったら金曜日はお酒飲めるんだ!」、「好きなものが食べれるんだ!」というような自分へのご褒美があるからでしょうか。ジムは行くまでが一番大変ですが、エニタイムフィットネスの駐車場にさえ来てしまえば、どうにかなるんです。とにかく行くことが大事だと思います。お酒だけでなく、少しずつ重量を増やせているというのも、モチベーションになっていますね(笑)。

ミヤモトさん

シンプルに気持ち良さが原動力

アイコさん

アイコさん

トレーニングは「気持ちいい」「スッキリする」からやっています。もちろん「今日は行きたくないな」と思う日もありますが、そんな時は行かないです。それでも最低週2〜3回は通うようにしていて、調子が良ければ週4回くらい。やっているうちに気分も上がってきます。筋トレなどの無酸素運動は、筋肉をしっかり使っている感じがします。オーストラリアにいた時に通っていたジムはここより5〜6倍は広く、倉庫のような場所でした。そこでは女性でもすごい重量を扱っていて、体もきれいで格好よかったんです。その姿に憧れて、自分も頑張ろうと思いました。

アイコさん

ルーティン化と
効果実感が大切です

ナカジマさん

ナカジマさん

私は運動を「ルーティン化」して続けています。今は毎朝10時にエニタイムフィットネスに来ると決めています。とにかく近くの店舗で契約をして、すぐ通えるようにしたのも続いている理由です。歩数や心拍数、睡眠時間などのデータも記録していて、後からスマホで確認するのがモチベーションになっています。トレッドミルで1時間弱歩いたり、15分歩いて5分走るというセットを繰り返したり。本格的な筋トレはまだしていませんが、55歳の今は太もも・胸・背筋といった大きな筋肉を意識して鍛えています。ある程度筋肉がついたら、次はフリーウェイトにも挑戦したいという夢もあります。私は太ったり痩せたりを繰り返してきたので、痩せようと思えばできるのですが、すぐ油断してビールを飲み始めてしまうんです(笑)。今回トレーニングを始めたのは、健康が気になったから。痛風になるのが嫌だったんです。今は睡眠の質も良く、データを見てもぐっすり寝られている。毎日の生活が気持ち良くなったので、これからも続けたいと思っています。

ナカジマさん

エニタイムフィットネスで運動をする方の背景には、それぞれ異なる「物語」がありました。健康のため、変わりたいという思いから、あるいはただ「楽しいから」。その動機はさまざまでも、共通していたのは、自分自身と向き合い、今日という一日を前向きに過ごそうとする姿勢です。ジムで運動を続けるということは、日々の積み重ねの中で、自分自身の物語を紡いでいくような営みなのかもしれません。あなたにとって、「運動をするモチベーション」とは何でしょうか? その答えは、きっとあなた自身の中にあることでしょう。

※各店舗ごとにスタッフアワー(スタッフ受付時間)やノースタッフデーを設けております。詳細は各店舗ページをご確認ください。