TopicsVol.19

ビギナーから上級者まで
手を守るトレーニンググローブ

2022.02.25

フィットネスジムでグローブを着けている人を見かけます。特にフリーウェイトエリアで使用している人が多いようです。もしかすると「自分には関係ない」と思っている人もいるかもしれませんが、トレーニンググローブは手を守り、時にはパフォーマンスをアップしてくれるギアです。正しいグローブの選び方や使い方をOSHMAN’S 新宿店 トレーニング事業部セールスアドバイザーの奥山浩太さんに伺いました。

グローブは手や手首を守るもの

トレーニング器具を触ると、手のひらが器具に当たりますよね。フリーウェイトの器具にはギザギザの滑り止め(パーリング)が付いていて、素手で触り続けていると手のひらにマメができることがあります。ベンチプレスの加重で手のひらの皮が引っ張られると、マメがずるっと潰れることも…。ジムで重量を扱うようになってきた人はグローブの着用をおすすめします。

ハービンジャー/プロリストラップグローブ(¥4,510)

さらにベンチプレスなど高重量を扱う種目では、重さで手首を痛めてしまうことがあります。そのため手首を守るリストラップが付いているタイプもあります。リストラップを強めに巻き、手首部分を固定させるのです。固定すれば手首がしっかりと立ちます。手首が安定すると重量が上がりやすいですし、怪我を防止することができます。しかし、手首のストラップを巻く位置や締め具合が重要ですので、上級者や専門店スタッフに聞くとよいでしょう。

グローブは消耗品?
選ぶときにはコスパも大事

グローブは消耗品と考えた方がよいでしょう。週に何度かジムに通っていると、グローブはこすれや汗などで意外と早くボロボロになってしまいます。傷んだグローブを持ってきて「修繕できますか?」というお客さんがいらっしゃいますが、残念ながら取り換えてくださいとお伝えしています。その気持ちはわかります。ボロボロになったときって、一番手に馴染んで、使いやすい状態ですからね。グローブ自体消耗品のため、2000~3000円台くらいのお求めやすい価格帯が多いのもその理由の一つだと思います。

グローブ選びで
絶対に間違えてはいけないことは?

アンダーアーマー/ウイメンズトレーニンググローブ(¥3,300)

グローブ選びで大切なことはサイズ選びです。サイズが合っていないぶかぶかのグローブをきつく締めて使用している人を見かけることがあります。それほど重量を扱わないのならいいのですが、重量が上がってきたり、種目が増えたりするとグローブのサイズ感は大切になってきます。すべり止めやマメ防止目的でグローブを使ったのに、サイズが合わなければむしろマメを作ってしまいます。これでは本末転倒ですね。

グローブ選びは少しきつめのものをおすすめします。実際に手を入れてみて少しきつく、ピッタリとフィットするものを選んでください。一番いい状態は手を入れた時に、全体的に押されるサポート感があり、指を握ったときにちょっときついくらい。使っていくと全体に少し広がっていくので、きつさにも慣れていくはずです。マメを作る原因となりますので緩いグローブはおすすめいたしません。

ナイキ/エレメンタル ミッドウェイトメンズグローブ(¥3,190)

グローブを着ける時、するっと手が入るものはサイズが大きいと考えて良いでしょう。緩いグローブは手を握ったとき、指の関節部分に余分な遊びがあるはずです。このフィット感は圧迫感がなくて使いやすいかもしれませんが、間違いなく大きい状態です。ピタッとフィットしたグローブは外しにくいものです。ですので、グローブの先端部分には指で引っ張れる仕組みがついているものもあります。

メンテナンスで
やってはいけないことはただひとつ

ナイキ/プレミアム ヘビーウェイト ウイメンズ グローブ(¥3,850)

最後にメンテナンスのお話です。各素材によって洗い方は異なりますが、基本的に「手洗い+陰干し」がいいでしょう。「洗濯OK」の商品でも、洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめします。また、絶対にやってはいけないのが乾燥機にかけてしまうことです。パリパリになって縮んでしまいます。ウエアを洗うときに一緒に洗濯乾燥しないように気を付けてくださいね。

ぜひスポーツ専門店に実際に足を運び、試着しながらベストなフィット感のグローブを選んでいただけたらと思います。

取材協力:オッシュマンズ公式通販サイト
撮影協力:OSHMAN’S 新宿店
※新宿店では男性向けのグローブのみを取り扱っているため、女性用は下記でお試しください。
NIKEグローブ:二子玉川店、池袋店、名古屋店
UNDER ARMOURグローブ:二子玉川店

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